いやはや、実に様々な翻訳の仕事を頂いてきた。9割が医学薬学関連の翻訳です。ELSEVIER、Lancet、BMJ、PubMed、NEJM掲載論文翻訳、その他一流ジャーナル掲載論文の和訳が中心だ。英訳の方は、アクセプトされるための投稿論文の英訳、査読官からのフィードバックへの回答翻訳、治験・臨床試験プロトコール等々であった...
また、論文の全体概要翻訳、英文添削、英文校正などもあった。内容も様々で、臨床医学を中心に、外科、神経外科、精神医学、歯科、口腔外科、放射線科、耳鼻咽喉科、内科、眼科、心臓外科、産婦人科など一通り全ての分野の翻訳をする機会に恵まれた。中でも腫瘍学と放射線科が最も多かったように思う。放射線学に関しては、今年は2冊の英訳を行い、その中で延べ250例の症例報告を翻訳した。薬学関連では治験報告書、毒性試験、薬理学、薬化学、薬品製造など、歯学ではインプラント学、歯科材料学、接着歯学、修復歯学など、保険学ではリハビリテーション、看護学、医療・保険学などが多かった。また生物学、バイオテクノロジー、遺伝子治療、再生医療もあった。医療機器関連では、MRI、CT他の画像診断装置、超音波診断装置、乳腺疾患の画像診断、透析器などに関する文献の翻訳もあった。おもしろいところでは、卒論や英文学、イギリス文学、「イギリス名作を温ねて」、「イギリス文学と教会」、犯罪心理学もあった。EBUS-GS(ガイドシースガイドシース併用気管支内腔超音波断層法)や、EBUS-TBNA(気管支超音波ガイド下経気管支穿刺吸引)などの研究論文翻訳も多く頂いた。医学分野ではないが、数年前には「P&Gウェイ」というビジネス書の翻訳も手がけた。
クライアントの職業としては医師、歯科医、薬剤師などの研究職が最も多い。その他にも外資系企業や広告代理店にご勤務の方々から翻訳の仕事を直接頂いている。海外出張先のお得意様のビジネスマンから至急の翻訳を頂いたこともある。早い、安い、高品質に大いにご満足されておられるようで、大変ありがたい。
親しい日英のバイリンガル翻訳家のネイティブチェッカーもいて、必要に応じてネイティブチェックも行っている。決して、ダメよ~ダメダメ、などとは言わずに全ての依頼を引き受けている。予算に限界があればそれもOK。お馴染みのクライアント様からのリピート率は高く、これまた大変ありがたいことです。クライアントの皆さん、来年も良い一年でありますように。