医学論文翻訳表現集

医学論文翻訳表現集その1: 最近のTwitterより

 

1)「報告がある」を<reportedly>で表現する。
Prolonged QT interval is reportedly associated with high risk of cardiac events.
(QT間隔延長は心イベントのリスクが高くなるとする報告がある)
「報告がある」は医学論文で頻出する悩ましい日本語です。いつも<reportedly>と副詞として使うことが可能です。

 

2)「報告がある」を<published>で表現することも可能です。
Few reports have been published on the occurrence of~.
(~の発症に関する報告は少ない)

 

3)「報告がある」を<described>で表現することも可能です。
A study described that~.
A report described that~.
(~という報告がある)

 

4)「酸化ストレスとは~のことである」をどう英訳するか?
Oxidative stress occurs when~.と<occur>を使えるのでは?
「ということである」は日本語特有の表現で、英語になりにくいです。<mean>も使えそうですが使用例は少ないです。

 

5)「転倒して」を<in a fall>で表現する。
A 70-year-old man was injured in a fall.
(70歳男性。転倒して受傷)
「転倒して」は症例報告で非常に頻出しています。「when he fell down」よりも随分スマートで簡潔な表現です。英文はあまり節(clause)を多くしない方がよいと思います。

 

6)「2経妊1経産」を<gravida 2 para 1 woman>で表現する。
The patient was a 31-year-old gravida 2 para 1 woman who underwent uterine myomectomy.
(患者は31歳で、2経妊1経産。子宮筋腫摘出の病歴がある)

 

7)「認められる」を<visible>で表現する。
A lymph node involvement was visible on chest X-ray.
(胸部X線写真でリンパ節転移が認められた)
<observed>や<noted>が定訳として定着していますが、<visible>も使えます。また「リンパ節転移」を<lymph node involvement>と表現している点にも注意。

 

8)「治療を継続」を<maintain on therapy>で表現する。
Patients were maintained on therapy until disease progression.
(疾患の進行がみられるまで患者は治療を継続した)
<Patients were maintained on~>は汎用性の高い表現です。様々な場面で使われています。

 

9)「発見が遅くなると死亡率が高くなる」をどう英訳するか?
Delay in diagnosis will result in high mortality.
<If~>などとせずに、<Delay in diagnosis>という表現は簡潔です。また<result in>も「~になる」を表現する頻出重要表現です。

 

10)「21日を1サイクルとして」を<of a 21-day cycle>で表現する。
Patients received bortezomib on days 1, 4, and 8 of a 21-day cycle for up to 8 cycles.
(患者は21日を1サイクルとして、1日目、4日目、8日目にボルテゾミブを8サイクルまで投与された)
「サイクル」の表現は難しいです。以下にもう一つ。

 

11)「12時間の明暗サイクル」を<12/12 h light/dark cycle>で表現する。
Rats were fed ad libitum and were kept under a 12/12 h light/dark cycle.
(ラットは不断給餌および12時間の明暗サイクル下で飼育した)
不断給餌下で」の<fed ad libitum>も重要表現です。

 

医学論文翻訳表現集その2

論文の書き方アクセプト術

ブランディングの科学

新刊のご案内

祝アクセプト

December

M先生祝アクセプト(看護学)

November

K先生祝アクセプト(看護学)

July

T先生祝アクセプト(泌尿器)

April
M先生祝アクセプト(泌尿器)

December

I先生祝アクセプト(薬学)

November

A先生祝アクセプト(緩和ケア)

I先生祝アクセプト(姿勢制御)

September

T先生2回目の祝アクセプト(理療法)

T先生祝アクセプト(教育)

July

N先生祝アクセプト(生物)

Jun31:T先生祝アクセプト(保健)

Jun01:I先生、祝アクセプト!

アクセプト論文掲載(薬学論文1)

アクセプト論文掲載(薬学論文2)

Oct28:FBページ更新(皮膚科論文)

Oct23:FBページ更新(皮膚科論文)

Oct10:FBページ更新(Twitterログ)Oct01:FBページ更新(Twitterログ)

Sep20:FBページ更新(Twitterログ)

Sep09:FBページ更新(腫瘍学論文)

Aug30:FBページ更新(皮膚科論文)

Aug11:投稿論文アクセプト!

Aug01:FBページ更新(糖尿病論文)

July25:FBページ更新(産婦人科論文)

July18:医療通訳士協議会

July13:FBページ更新(産婦人科論文)

July11:ドストエフスキー講座受講

 

 

Let's tweeet

Facebook Page

ワンランク上の翻訳
+
ネイティブ発想の翻訳

アクセプトされる翻訳

Welcome to English HP

お問い合わせ

TEL:090-5902-8620