翻訳で英文学再入門

ある翻訳会社の独り言:

私は学生時代に英文学を専攻していましたが、当時はあまり熱心に取り組んでいませんでした。しかし、数年前に依頼のあった英文学の教科書の翻訳を通して、英文学の世界を俯瞰する機会に恵まれました。

 

そのうちの1冊は、イギリス文学界に多大なる影響を与えた金字塔的傑作を紹介するものでした。チョーサーの『カンタベリー物語』に始まり、マロリーの『アーサー王の死』、シェークスピア『ハムレット』、ダンの『クリスマスの日の説教』、ミルトンの『失楽園』、バニヤンの『天路歴程』、ニューマンの『アポロジア』、ホプキンズの『ソネット』、エリオットの『荒地』、グリーンズの『権力と栄光』を取り上げていました。当時の文学がキリスト教といかに密接に結びついていたかを知り改めて驚かされました。1つの長い論文とも解釈でき、従って英語もある程度難解であり、英文学やヨーロッパの歴史の基本的知識がなければ上質な翻訳は困難だったと思います。この時の翻訳時間は非常に限られており、早いかつ安い翻訳を求められていました。確か100ページを超える原稿で翻訳は4万語を超える大作でしたが、納品後、クライアント様からは嬉しいフィードバックを頂きました。

 

もう1冊は、イギリス文学と教会の切っても切れない関係をさらに深く掘り下げたものです。カエサルがブリテンに侵攻した時代から始まるイギリス文学とキリスト教会との関わりを、波乱に満ちた激動の英国史に沿いながら現代に至るまで丁寧に掘り下げて解説しています。『イギリス文学はイギリス国教会の1つの表現』と言ってもいいのではないでしょうか。驚いたのは宗教改革がイギリス文学にも多大な影響を与えていたことです。新鮮な驚きでした。翻訳をしながら読んだことで細部を全て理解して読み進むことができ、英文学を再び俯瞰することが出来ました。こちらも4万語を超える長編の論文翻訳といえるものでした。同様に早い安い、しかも正確で読みやすい翻訳を求められていました。専門知識がなければ最後まで読ませる上質な翻訳はできなかったことでしょう。

 

いずれにせよ、翻訳を通じて英文学の再入門が出来たことは幸運でした。現在は、何度読んでも深い所まで理解できないシェークスピアに再挑戦中です。文学好きの自分としては文学関連の翻訳も、医学、歯学、薬学、スポーツ医学の論文やアブストラクトの翻訳と同様に、通常の翻訳会社よりも早い安い読みやすい翻訳をお届けします。

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